今、必要なマーケティング資格とは?分野別に資格を徹底解説!
マーケティングと一言で言っても、市場調査や商品開発、販売戦略など、業務は多岐にわたり、そこにはさまざまな専門性が含まれています。マーケティング担当者やビジネスパーソンの中には、マーケティングに関する知識や技術について、改めて体系的に知りたいと考えている方は少なくないのではないでしょうか。そんな方には、資格勉強がおすすめです。ここでは、自身のスキルアップや実践で役立つ、以下の内容を紹介します。
- マーケティングの資格を取得するメリット
- マーケティングに関する資格の紹介
マーケティングに関する資格は、世の中にたくさんあふれているため、ここではWebマーケティングや、分析に関するものなど、細かく分野別に紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.マーケティングの資格を取得するメリット
1-1.未経験者のスキルアップになる
1-2.経験者はより高度な知識取得の機会になる
1-3.就職や転職でアピールできる
2.どの資格か迷ったら深めたい分野を明確にしよう
3.広くマーケティングに関する資格2選
3-1.マーケティング・ビジネス実務検定
3-2.マーケティング検定
4.Webマーケティングに関する資格4選
4-1.ITパスポート試験
4-2.ネットマーケティング検定
4-3.IMA検定
4-4.ネットショップ検定
5.SEOに関する資格3選
5-1.Webライティング能力検定
5-2.SEO検定
5-3.SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験
6.分析に関する資格6選
6-1. Webアナリスト検定
6-2.ビジネス統計スペシャリスト
6-3.データ解析士
6-4.ウェブ解析士
6-5.統計検定
6-6.Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
7.Web広告に関する資格3選
7-1.Google 広告認定資格
7-2.Yahoo!広告認定資格
7-3.Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト試験
8.マーケティングに関わる法律系の資格2選
8-1.マーケティング法務検定
8-2.ビジネス著作権検定
9.マネジメントに関わる資格3選
9-1.Webリテラシー試験
9-2.Webディレクション試験
9-3.中小企業診断士
10.マーケティング関連でスキルアップしたい方は資格を活用しよう
1.マーケティングの資格を取得するメリット
マーケティングの資格を取得することは、マーケティング関連の業務経験がない方もある方も、双方にメリットがあります。以下で3つのメリットについて解説します。
- 未経験者のスキルアップになる
- 経験者はより高度な知識取得の機会になる
- 就職や転職でアピールできる
1-1.未経験者のスキルアップになる
マーケティング分野の仕事に挑戦してみたい方、スキルを身に付けたい大学生など、マーケティング未経験者にとって、資格取得は大きなスキルアップになるでしょう。マーケティングは、どの業務に携わるかで必要とされる知識や技術が異なります。資格勉強を通じて、マーケティングに関する内容を体系的に学び習得できると、業務の全体像や、やるべきことがわかり、よりスムーズに施策を遂行できるでしょう。
1-2.経験者はより高度な知識取得の機会になる
マーケティング業務に携わってきた方は、業務の内容や担当範囲などによって、習得してきた知識やノウハウに偏りが生じているということがあります。資格勉強では、体系的に学ぶことができるため、自分に不足している知識を明確にして、足りない部分を補うことができます。自身の携わってきた分野でも、高度な資格試験にチャレンジすることで、さらなるスキルアップや、キャリアアップにつなげられるでしょう。
1-3.就職や転職でアピールできる
異業種からの転職希望者や新卒の就活生、また実務経験があっても年数が短い、もしくは簡単な業務しか担当してこなかったという方が、マーケティング業務に携わりたい場合、アピールできるものがないと、希望をかなえるのは難しいでしょう。そこで、マーケティング関連の資格を持っていると強力なアピールポイントになります。
また、資格を取得できたという事実は、マーケティングの仕事に就くために努力した結果でもあり、そのやる気や熱意を企業や担当者は好意的に受け止めてくれることもあります。
2.どの資格か迷ったら深めたい分野を明確にしよう
マーケティングを学びたいと思って資格を調べると、たくさんの種類があって、途方に暮れてしまったという方もいるのではないでしょうか?どの資格にするか迷ったら、マーケティングに関わる、どの部分の知識を深めたいのかをまず明らかにしましょう。
マーケティング全般なのか、Webに特化したマーケティングなのか、マーケティング業務の中の分析についてなのか、など絞り込んで考えることができるはずです。それが決まったら、その分野でどんな資格があるのか、さらに絞り込むと選びやすくなるでしょう。この記事ではマーケティングに関わる資格を7つの分野に分けて紹介しているので、その中から参考にして選ぶのもおすすめです。
3.広くマーケティングに関する資格2選
マーケティングについて幅広く学びたいときにおすすめしたい資格は、以下の2つです。一つずつ詳しく解説していきます。それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- マーケティング・ビジネス実務検定
- マーケティング検定
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
マーケティング・ビジネス実務検定 | A級、B級、C級 | 6,270円~12,760円 | 毎年2月、6月、8月、11月の年4回実施 | 国際実務マーケティング協会 |
マーケティング検定 | 3級、2級、1級 | 6,600円~14,850円 | 2級、3級:年末年始を除く随時1級:年1回9月に実施 | 公益社団法人 日本マーケティング協会 |
>>>Webマーケティングについてさらに詳しく知りたい方はこちらもおすすめです。
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3-1.マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、特定の業界や業種に偏らず、幅広くマーケティングの知識や実務を学べることから、年齢や業界、業種を問わず人気が高い資格です。
資格勉強を通して、マーケティング関連だけでなく、企画制作や研究開発といった職種にも役立つ知識を学べます。また、最も難易度の低いC級でも、取得すれば基本的なマーケティング知識があることをアピールできるので、未経験者にもおすすめです。
- 取得:A級、B級、C級
- 料金(税込):6,270円~12,760円
- 試験日:毎年2月、6月、8月、11月の年4回実施
- 運営団体:国際実務マーケティング協会
- 公式サイト:https://www.marke.jp/
3-2.マーケティング検定
マーケティング検定は、マーケティング能力を測定するための内閣府認定の試験です。3級は、就職活動をしている方やマーケティングの初級者、また「顧客」と接するあらゆる部門の方にとって役立つマーケティングの基礎概念の習得を目指すレベルです。未経験の方のキャリアアップにはこの検定の3級から目指すと良いでしょう。
また、マーケティングの実務経験がある方にとっても、十分挑戦しがいのある検定になっています。2級では実際に活躍できるマーケターとしての見識があるかを測定し、1級は他企業からスカウトを受けるほど実力があるかどうかの能力を測定します。
- 取得:3級、2級、1級
- 料金(税込):6,600円~14,850円
- 試験日:2級、3級 年末年始を除く随時、1級 年1回9月に実施
- 運営団体:公益社団法人 日本マーケティング協会
- 公式サイト:https://www.jma2-jp.org/marken
4.Webマーケティングに関する資格4選
インターネットが普及し、スマートフォンは一人一台持つような時代において、Webマーケティングは主流となり、重要性が高まっています。ここでは、Webマーケティングに関連する資格を4つ紹介します。それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- ITパスポート試験
- ネットマーケティング検定
- IMA検定
- ネットショップ検定
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
ITパスポート試験 | 合否判定 | 7,500円 | 随時 | 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト |
ネットマーケティング検定 | 合否判定 | 6,000円 | 年に2回(7月、2月) | サーティファイ |
IMA検定 | Standardコース、Professionalコース(講座受講後に受験可能) | 各19,800円 | 随時 | クラウドマネージメント協会 |
ネットショップ検定 | レベル1、レベル2 | 7,000円~7,500円 | 年末年始を除く随時 | 一般社団法人 ネットショップ能力認定機構 |
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4-1.ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報処理の促進に関連する法律を基に経済産業省が実施している国家試験の一つです。AIやビッグデータといった技術、経営やIT全般の知識など幅広い分野の総合的な知識が問われます。
マーケティングの知識に加えてITの基礎知識が身に付くため、社内の情報システム部門、顧客やIT企業と円滑にコミュニケーションを取るのに役立ちます。全ての業種で役立つ資格なので、就職や転職でも有利に働くでしょう。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):7,500円
- 試験日:随時
- 運営団体:株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
- 公式サイト:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/?topbana
4-2.ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定は、マーケティング担当者に向けたマーケティングの正しい知識の習得と、効率の良い活動を実施できる人材を育成する目的で作られた試験です。
Web担当者に求められるファシリテート能力、Webに関する知識や技術、ネットマーケティングに関する知識などが問われます。初心者向けの内容なので、参考書を理解していれば合格できる可能性が高いでしょう。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):6,000円
- 試験日:年に2回(7月、2月)
- 運営団体:サーティファイ
- 公式サイト:https://www.sikaku.gr.jp/nm/
4-3.IMA検定
IMA検定とは、Webマーケティングに必要なスキルを持つ、人材の育成のために作られた試験です。10年以上の実務経験を持つ担当者が、現場で必要と判断したスキルやノウハウから出題されるため、実践的なスキルの習得が期待できます。
また、マーケティング業界では短期間で情報が更新されることから、暗記よりも検索スキルが重視されます。現在の情報に重点を置くスキルが身に付くので、実践的なWebマーケティングスキルを習得したい方におすすめです。IMA検定は講座と受験がセットのため、講座の内容を理解できていれば合格は難しくないはずです。
- 取得:Standardコース、Professionalコース(講座受講後に受験可能)
- 料金(税込):各19,800円
- 試験日:随時
- 運営団体:クラウドマネージメント協会
- 公式サイト:https://ima-kentei.jp/
4-4.ネットショップ検定
ネットショップ検定とは、Eコマース業界での実務能力を証明する「ネットショップ実務士」になるための資格です。マネジメント能力、Web制作能力、運営能力、プロモーション能力といった、ネットショップの実務能力を測ります。
Eコマース業界での就職や転職を希望している方、ネットショップを運営している方におすすめです。難易度はやや易しめのため、しっかり勉強すれば合格できるでしょう。
- 取得:レベル1、レベル2
- 料金(税込):7,000円~7,500円
- 試験日:年末年始を除く随時
- 運営団体:一般社団法人 ネットショップ能力認定機構
- 公式サイト:https://acir.jp/
5.SEOに関する資格3選
Webマーケティングにおいて、ユーザーの流入数増加を期待するなら、検索結果で上位表示を狙うSEO技術の心得が必要です。ここでは、SEOに関連する資格を3つ紹介します。それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- Webライティング能力検定
- SEO検定
- SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
Webライティング能力検定 | 合否判定 | 13,500円 | 毎月1回 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
SEO検定 | 4級、3級、2級、1級 | 5,500円~8,800円 | 毎月2回 | 一般社団法人 全日本SEO協会 |
SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験 | 合否判定 | 11,000円 | 随時 | 一般社団法人 日本技能開発協会 |
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5-1.Webライティング能力検定
Webライティング能力検定とは、ライティングスキルの向上を目的にした試験です。一言でライティングスキルと言っても、科目は細かくあり、正しい日本語を書く能力、売るためのコピーライティングの能力、SEOに強い文章を書く能力などが試されます。試験勉強を通じて、体系的に文章能力を伸ばすことができるでしょう。
試験勉強を通じて、ライティングスキルの基礎を習得でき、効率良く文章を書くスキルを身につけることができるため、合格すれば、ライティング報酬のアップも期待できるでしょう。これからWebライターを目指す方や経験の浅い方、ブログを始める方などにおすすめです。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):13,500円
- 試験日:毎月1回
- 運営団体:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会
- 公式サイト:https://crowd-kentei.or.jp/about_test/about_web_writing_proficiency_exam/
5-2.SEO検定
SEO検定とは、検索エンジンにおいて自社のサイトを上位に表示させるためのSEO技術を習得する資格です。4級から1級までレベルが分かれており、級が上がるごとに難易度も高くなります。
試験の合格率は全ての級において70~80%と比較的高いので、しっかり勉強すれば合格できる可能性は高いといえます。資格を取得できれば、SEO対策に力を入れている企業への就職や転職が有利になり、SEOコンサルタントとしてのスキルを証明できるでしょう。
- 取得:4級、3級、2級、1級
- 料金(税込):5,500円~8,800円
- 試験日:毎月2回
- 運営団体:一般社団法人 全日本SEO協会
- 公式サイト:https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
5-3.SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験
SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験とは、SEOに関する深い理解があり、Webマーケティングに関する一定以上の知識を持つ人に認定される資格です。大半は基礎が問われる内容のため、わりと易しめといえるでしょう。
SEOマーケティングのスキルは年々需要が高まっているため、この資格があれば就職や転職の際のアピールポイントとなります。インターネット関連のビジネスや個人でサイトを運営するときにも役立つスキルです。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):11,000円
- 試験日:随時
- 運営団体:一般社団法人 日本技能開発協会
- 公式サイト:https://jsada.org/
6.分析に関する資格6選
マーケティング業務における「分析」は、現状の改善のために必ず必要となる作業。解析ツールの使い方や、データの活用方法など、分析に関する資格を取得しておくと、実務で必ず役に立つでしょう。ここでは分析に関連する資格を6つ紹介します。
それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- Webアナリスト検定
- ビジネス統計スペシャリスト
- データ解析士
- ウェブ解析士
- 統計検定
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
Webアナリスト検定 | 合否判定 | 17,600円 | 月4回 | 一般社団法人 日本Web協会 |
ビジネス統計スペシャリスト | Excel分析ベーシック(基礎レベル)、Excel分析スペシャリスト(応用レベル) | 6,600円〜10,780円 | 随時 | 株式会社 オデッセイコミュニケーションズ |
データ解析士 | 合否判定 | 54,840円 | 随時 | 一般財団法人 実務教育研究所 |
ウェブ解析士 | 合否判定 | 17,600円 | 随時 | 一般社団法人 ウェブ解析士協会 |
統計検定 | 1級、準1級、2級、3級、4級、統計調査士、専門統計調査士、DS基礎、DS発展、DSエキスパート | 5,000円~10,000円 | 1級以外は随時、1級は年1回 | 一般財団法人 統計質保証推進協会 |
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ) | 合否判定 | 無料 | 随時 |
6-1. Webアナリスト検定
Webアナリスト検定とは、Webアナリストとして活躍するための知識やスキルを測る試験です。Webサイト運営で収集したデータを分析し、その結果をもとに具体的な改善策の提示や、専門的なアドバイスなどができることを証明します。
また、ITやWeb関連企業への就職や転職に活用できるほか、場合によって資格手当や報奨金など収入アップも期待できるでしょう。合格者は、資格取得を証明するロゴマークを名刺にいれることができるため、スキルを対外的にアピールしたい方にもおすすめです。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):17,600円
- 試験日:月4回
- 運営団体:一般社団法人 日本Web協会
- 公式サイト:https://www.jwa-org.jp/webanalyst/
6-2.ビジネス統計スペシャリスト
ビジネス統計スペシャリストとは、Excelでデータを分析し、その結果をマーケティングや生産性向上のために活用できるといった、データ分析の実践力を測る試験です。
ビジネスシーンでは、データ活用の重要性が高まっていて、一般のビジネスパーソンにも統計の知識や分析のスキルが求められつつあります。この資格を取得することで、実践で活かせる知識とスキルを習得できます。業種や業界を問わず幅広く用いられているExcelをマスターできるのも大きなメリットです。
- 取得:Excel分析ベーシック(基礎レベル)、Excel分析スペシャリスト(応用レベル)
- 料金(税込):6,600円〜10,780円
- 試験日:随時
- 運営団体:株式会社 オデッセイコミュニケーションズ
- 公式サイト:https://stat.odyssey-com.co.jp/
6-3.データ解析士
データ解析士は、文部科学省認定の通信講座である「多変量解析実務講座」を修了した上で、認定試験に合格した人に交付される資格です。近年はインターネットの普及により、大量のデータを取り扱うデータ解析の需要が高まっています。
この講座で勉強をして、資格取得を目指す中で、重回帰分析、主成分分析などの手法を学ぶことができ、関連する多数のデータを分析して、対象の特徴を把握したり、将来を予測したりといったスキルを磨くことができます。資格取得の難易度は中級レベルで、高校の数学3程度の知識が不可欠です。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):54,840円
- 試験日:随時
- 運営団体:一般財団法人 実務教育研究所
- 公式サイト:https://www.jitsumu.or.jp/
6-4.ウェブ解析士
ウェブ解析士は、データを活用して、Webマーケティング業務全般の効率的な遂行ができる能力を証明する資格です。これからWebマーケティングを学びたい方におすすめの資格です。
公式テキストで学ぶ方法もありますが、ウェブ解析士認定講座を受講して受験することもできます。ウェブ解析士のカリキュラムは年度単位で更新され、それに伴い試験問題の内容も変わります。効率良く試験対策をするなら、公式テキストを購入し、講座を受講して勉強するのがおすすめです。
- 取得:c
- 料金(税込):17,600円
- 試験日:随時
- 運営団体:一般社団法人 ウェブ解析士協会
- 公式サイト:https://www.waca.associates/jp
6-5.統計検定
統計検定とは、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。データを分析し、そのデータがどのような現状を表すものであるかを説明する統計学のスキルを磨くことができます。
試験は10区分に分かれており、自身のレベルに合わせた試験を受験できます。広くデータを取り扱う方から、データサイエンティストを目指す方まで、分析業務に携わる幅広い方々におすすめの資格です。
- 取得:1級、準1級、2級、3級、4級、統計調査士、専門統計調査士、DS基礎、DS発展、DSエキスパート
- 料金(税込):5,000円~10,000円
- 試験日:1級以外は随時、1級は年1回
- 運営団体:一般財団法人 統計質保証推進協会
- 公式サイト:https://www.toukei-kentei.jp/
6-6.Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは、Googleが提供しているGoogle アナリティクスの習熟度を認定する資格です。Webサイトの解析、マーケティング、広告といった業務に携わるときには、Google アナリティクスを活用する場面が多々出てきます。Google アナリティクスの知識をさらに深めたい、解析について学びたい方に適しています。
Google アナリティクスの導入、設定、カスタマイズから指標の理解まで全般的な知識が問われるため、経験の浅いマーケティング担当者や、未経験者におすすめです。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):無料
- 試験日:随時
- 運営団体:Google
- 公式サイト:https://skillshop.withgoogle.com/intl/ja_ALL/
7.Web広告に関する資格3選
Webマーケティングの手段の一つであるWeb広告は、ターゲットを絞ってWeb上で配信できる広告で、すでに活用している企業は少なくありません。ここでは、Web広告に関連する資格を3つ紹介します。
それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- Google 広告認定資格
- Yahoo!広告認定資格
- Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト試験
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
Google 広告認定資格 | Google 広告の検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、Google 広告アプリ、Google 広告測定 | 無料 | 随時 | |
Yahoo!広告認定資格 | ベーシック、検索広告アドバンスト、ディスプレイ広告 アドバンスト | 無料 | 随時 | Yahoo! |
Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト試験 | 合否判定 | 99米ドル | 随時 | Meta |
7-1.Google 広告認定資格
Google 広告認定資格とは、Google広告の知識が十分あることを認定する資格です。Google 広告認定資格を持っていることで、Googleに認められたオンライン広告のエキスパートであることを証明できます。
Google 広告認定資格には、「検索広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」「ショッピング広告」「Google広告アプリ」「Google広告測定」の6つの科目があり、それぞれ習得できるスキルと証明できる内容が異なります。現在取り組んでいる事業やビジョン、また今後目指したい仕事などに合わせて、取得する科目を選ぶのがおすすめです。
- 取得:Google 広告の検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、Google 広告アプリ、Google 広告測定
- 料金(税込):無料
- 試験日:随時
- 運営団体:Google
- 公式サイト:https://support.google.com/google-ads/answer/9702955?hl=ja
7-2.Yahoo!広告認定資格
Yahoo!広告認定資格は、基礎から応用まで、自分のレベルに合わせて受験ができ、勉強を通じてYahoo!広告に関する体系的な知識を習得できます。2022年5月にリリースされた資格です。
資格を取得すると、Yahoo!広告の運用に活かせるだけでなく、名刺などに認定ロゴを入れることもできます。専門スキルがあることを客観的に証明できるため、自身のアピールにも役立つでしょう。Yahoo!広告キャンバスでは、Yahoo!広告の体系的な学習と認定資格が取得でき全てを無料で利用できます。
- 取得:ベーシック、検索広告アドバンスト、ディスプレイ広告 アドバンスト
- 料金(税込):無料
- 試験日:随時
- 運営団体:Yahoo!
- 公式サイト:https://marketing.yahoo.co.jp/service/yahooads/yahooads_campus/
7-3.Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト試験
Facebookを運営するMeta認定デジタルマーケティングアソシエイト試験は、全世界で多くの人が利用しているSNS「Facebook」「Instagram」「Messenger」広告の知識が問われる資格です。
基礎的な内容を問われるため、マーケティング未経験の学生や求職者におすすめです。合格するための知識を習得するのに、Meta社の無料の学習ツールを活用できます。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):99米ドル(国によって変動する可能性あり)
- 試験日:随時
- 運営団体:Meta
- 公式サイト:https://www.facebook.com/business/learn/certification/exams/100-101-exam
8.マーケティングに関わる法律系の資格2選
企業におけるコンプライアンスの重要性が高まっていることから、マーケティングを行う上でも、関連する法律について正しく理解していることが求められます。ここでは、マーケティングに関連する法律系の資格を2つ紹介します。
それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
- マーケティング法務検定
- ビジネス著作権検定
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
マーケティング法務検定 | ベーシックC級、アドバンストB級 | 6,600円~7,700円 | 年に4回 | 国際実務マーケティング協会 |
ビジネス著作権検定 | BASIC(団体試験のみ)、初級、上級 | 5,100円~8,000円 | 年に2~3回 | サーティファイ著作権検定委員会 |
8-1.マーケティング法務検定
マーケティング法務検定とは、マーケティングや広告に関する正しい法律の知識を知り、営業活動に活かす力をつけるための検定試験です。2016年に景品表示法で、2021年には薬機法で、広告の不当表示に対する課徴金制度が導入されたことで、マーケティング活動の差し止め請求を受ける企業が増加しました。
このような背景もあり、マーケティングのリスク管理として、法務は重要な職務となっています。関連する法律の知識の習得は、すでに業務に携わっている方だけでなく、これからマーケティングの世界に入りたい未経験者にもおすすめです。
- 取得:ベーシックC級、アドバンストB級
- 料金(税込):6,600円~7,700円
- 試験日:年に4回
- 運営団体:国際実務マーケティング協会
- 公式サイト:https://markelaw.jp/
8-2.ビジネス著作権検定
ビジネス著作権検定とは、著作権に関連する知識を問われる試験で、著作権に特化した試験です。誰もが手軽に著作物を公開できることから、知らないうちに著作権に抵触するケースが増えています。
著作権の侵害は、故意に行ったことでなくても、社会的な信頼を失い、企業の存続すら脅かすリスクをはらんでいるため、著作権に関する知識の心得はとても大切です。この資格を取得することにより、著作権についての知識の習得と、正しい判断力を身につけることができます。過去の判例を問題に採用しているため、仕事に役立つ実践的なスキルを習得できるでしょう。
- 取得:BASIC(団体試験のみ)、初級、上級
- 料金(税込):5,100円~8,000円
- 試験日:年に2~3回
- 運営団体:サーティファイ著作権検定委員会
- 公式サイト:https://www.sikaku.gr.jp/bc/
9.マネジメントに関わる資格3選
マーケティングの施策を進めていくには、他部署や取引先など多数の関係者との連携が必要となります。成果を生み出すには、それぞれの能力を最大限に引き出し、効率的に施策を進めることが大切です。そこで、マネジメントのスキルがあると、組織の成果を上げるのに役立ちます。ここでは、マネジメントに関連する資格を3つ紹介します。
- Webリテラシー試験
- Webディレクション試験
- 中小企業診断士
資格名 | 取得 | 料金(税込) | 試験日 | 運営団体 |
Webリテラシー試験 | 合否判定 | 11,000円 | 随時 | 公益社団法人 全日本能率連盟 |
Webディレクション試験 | 合否判定 | 11,000円 | 随時 | 公益社団法人 全日本能率連盟 |
中小企業診断士 | 合否判定 | 14,500円(一次試験)、17,800円(二次試験)※ | 年に1回 | 一般社団法人 中小企業診断協会 |
※令和4年度からこの価格に改定
9-1.Webリテラシー試験
Webリテラシー試験とは、デザイナー、ディレクター、プロデューサーの主要3職種の最重要知識を集約し、その理解と運用スキルを測る試験です。マーケティングの施策を進める中で、さまざまなポジションの人と関わる場面はよくありますが、その際に共通の標準知識としてWebリテラシーを身につけておくと、スムーズに仕事を進められます。
これからWebに関連する仕事を目指す方、既にデザイナーやディレクターとして働いていてさらに仕事の幅を広げたい方、発注側としてクリエイターとの折衝が必要な方などにおすすめです。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):11,000円
- 試験日:随時
- 運営団体:公益社団法人 全日本能率連盟
- 公式サイト:https://webken.jp/literacy/
9-2.Webディレクション試験
Webディレクション試験とは、Web業界におけるディレクション業務のスキルを問う試験です。ディレクションとは、複数の人が関わっているプロジェクトなどで、それぞれに指示を出しながら業務を遂行していく役割のことで、いわばまとめ役です。
Webディレクションは個人の経験や裁量に頼るところが大きいのが現状です。そこで、一定の品質が保たれた制作管理業務を行うために、指標となる規格や仕様を設ける目的で作られました。Webディレクター、プロジェクトマネージャーといった責任のあるポジションの方、Webサイトの運営や更新業務を担当している方などに役立つ資格です。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):11,000円
- 試験日:随時
- 運営団体:公益社団法人 全日本能率連盟
- 公式サイト:https://webken.jp/direction/
9-3.中小企業診断士
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するために診断やアドバイスを行える人材を養成するための試験です。企業の経営状態を多面的に見られる能力や、論理的な思考が身につくため、広い視野で効果的にマーケティング業務を遂行するのに役立つでしょう。ただし、難易度が高いため相当な学習が必要です。
マーケティングだけでなくもっと俯瞰した視点を持ちたい方や、経営を深く学びたい方は取得すると良いでしょう。
- 取得:合否判定
- 料金(税込):14,500円(一次試験)、17,800円(二次試験)※令和4年度からこの価格に改定
- 試験日:年に1回
- 運営団体:一般社団法人 中小企業診断協会
- 公式サイト:https://www.j-smeca.jp/
それぞれの資格の料金や試験日などは22年11月時点の情報となります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
10.マーケティング関連でスキルアップしたい方は資格を活用しよう
マーケティング関連のおすすめの資格について紹介してきました。マーケティングの資格を取得することは、これからマーケティングの仕事に就きたいと考えている未経験者だけでなく、経験者にとってもメリットが多々あります。取得を考えている方は、目的に合わせて適切な資格を選び、勉強を進めると良いでしょう。
>>>デジタルマーケティングの勉強についてはこちらの記事を参考にしてください
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