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【画像付き】YouTube広告の出し方|広告の種類と費用についても解説

YouTubeは現在、日本国内で6,500万人以上が利用している動画プラットフォームです。利用者の多さから、YouTube上に動画広告を出して、ブランドや商品の認知拡大をしたいと考える方も多いでしょう。

そこで本記事では、以下の内容を解説します。

  • YouTube広告の種類や費用
  • YouTube広告の出し方
  • YouTube広告で成果を出すためのコツ

最後まで読み進めることで、配信したい動画広告に適した広告の種類を選べて、スムーズに広告を出稿できるでしょう。

▼目次

1.YouTube広告の種類と費用相場
 1-1.スキップ可能なインストリーム広告
 1-2.スキップ不可のインストリーム広告
 1-3.バンパー広告
 1-4.インフィード動画広告
 1-5.アウトストリーム広告
 1-6.マストヘッド広告
 1-7.オーバーレイ広告
 1-8.動画アクションキャンペーン
 1-9.YouTube ショート
2.YouTube広告の出し方
 2-1.YouTubeチャンネルに動画をアップロード
 2-2.Google広告で「動画キャンペーン」を作成
 2-3.予算・ターゲティングを設定
 2-4.配信したい動画を入稿
 2-5.審査に通ると配信開始
3.YouTube広告で効果を高めるコツ
 3-1.目標を決める
 3-2.冒頭5秒にこだわる
 3-3.他の施策も併用する
4.まとめ

1.YouTube広告の種類と費用相場

YouTube上で利用できる広告の種類には、以下の9つがあります。

  1. スキップ可能なインストリーム広告
  2. スキップ不可のインストリーム広告
  3. バンパー広告
  4. インフィード広告
  5. アウトストリーム広告
  6. マストヘッド広告
  7. オーバーレイ広告
  8. 動画アクションキャンペーン
  9. YouTubeショート

それぞれの特徴や費用相場などを詳しく解説します。

1-1.スキップ可能なインストリーム広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

スキップ可能なインストリーム広告は、動画の再生前や再生後、再生途中に配信できる広告です。広告の再生開始から5秒経過すると、ユーザー自身が広告をスキップできます。

広告の出稿費用は、動画が30秒以上再生される、または30秒以内に広告がクリックされることで課金されます。また料金目安は、1動画あたりおよそ2〜25円です。

広告再生から5秒が経過するとユーザー自身の判断で広告をスキップできるため、広告に対してネガティブな印象を与えにくいです。スキップされると費用は発生しませんが、広告配信の目的である成果につながらない可能性が高いので、5秒間でユーザーを惹きつける工夫が必要です。

1-2.スキップ不可のインストリーム広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

動画の前後または再生途中で配信できるインストリーム広告ですが、スキップ可能なインストリーム広告と異なり、ユーザーは動画をスキップできないのが特徴です。また、動画広告の長さは15秒以内です。

課金方法には目標インプレッション単価制が採用されており、広告が見られた回数によってコストが変わります。インプレッション単価制とは、1,000回見られるごとに費用が発生する仕組みのことです。費用相場は、1動画あたり2〜25円です。

スキップできないことから、早く動画本編をみたいユーザーにはネガティブな印象を与えやすいです。しかし広告が全て流れるので、ユーザーに広告が届きやすく、商品やブランドをしっかり知って欲しい場合などに適しています。

1-3.バンパー広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

バンパー広告は、広告の長さが最長6秒間でスキップ不可の広告です。広告を差し込めるのは、動画の再生前か再生中です。

課金方法は、インプレッション課金制を取り入れており、広告の表示回数が1,000回を超えると課金される仕組みです。費用相場は、広告ジャンルによっても変わるため、一概に正解がありません。

バンパー広告は6秒間と再生時間が短いため、ユーザーの記憶に残るようなメッセージ性の強い広告にするなどの工夫が必要です。

1-4.インフィード動画広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

インフィード動画広告とは、検索結果の画面や関連動画などに表示される広告のことです。動画の再生中以外で、配信できるYouTube広告の一つです。

動画のサムネイル画像とテキストで作られており、広告をクリックすることで実際に広告動画が再生されます。ユーザーが広告のサムネイルをクリックして、動画広告が再生されると課金される仕組みです。費用相場は、およそ1動画あたり3〜20円ほどです。

インフィード広告は、すでに商品やサービスを知っている見込み客に対して効果的で、ユーザーの視聴を邪魔せず気になるユーザーにのみ届けることが可能です。

1-5.アウトストリーム広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

アウトストリーム広告は、YouTube上では配信されず、Google 動画パートナー上のWebサイトやアプリで広告配信されます。配信可能なデバイスは、モバイルのみです。

まずは音声なしで動画が再生され、ユーザーが画面をタップすると音声が流れる仕組みです。アウトストリーム広告の課金は、インプレッション課金制で、再生回数が1,000回を超えると費用が発生します。YouTubeユーザー限定ではなくGoogleを利用するユーザーに対して広告配信できるので、幅広くリーチしたい場合に活用できます。

1-6.マストヘッド広告

出典:動画広告フォーマットの概要|Google 広告ヘルプ

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の上部に表示される広告です。YouTubeを開いた時に最大30秒間再生されて、ユーザーが目にする場所に表示されるため、YouTubeのなかで最も目立つ広告です。

何百万というユーザーに対してリーチできて、広告の訴求効果も期待できます。再生できるデバイスの指定はなく、パソコンやスマートフォン、タブレットなどどのデバイスでも再生可能です。

新商品や新サービスの認知度を高めたい場合、また短期で多くのユーザーにリーチしたい場合に活用します。マストヘッド広告は予約型の広告で、費用相場などはGoogle の広告チームに相談する必要があります。

1-7.オーバーレイ広告

オーバーレイ広告とは、再生中の動画の下部に表示される横長の広告です。動画形式ではなく、バナー画像とテキストで表示されます。動画内容の邪魔にならない位置に配信されており、不要な場合はすぐに消すことも可能です。

ユーザーの邪魔にもならず、ネガティブな印象を与えづらいことから、クリックしてもらえる可能性も高いのが特徴です。課金方法はインプレッション課金ですが、広告が表示されるたびに課金されるか、広告がクリックされるたびに課金されるかの2種類があります。

動画を作らなくても広告配信ができるので、社内に動画クリエイターがいない場合や動画制作のリソースが足りない場合などにおすすめです。

1-8.動画アクションキャンペーン

出典:動画アクションキャンペーンについて|Google 広告ヘルプ

動画アクションキャンペーンは、ユーザーに行動を促すことを目的とした動画広告を設定できる機能です。

1つのキャンペーンに対して、モバイルやパソコン、テレビとさまざまな場所で広告を掲載可能です。広告枠ごとに、入札単価と予算を設定する必要はありません。動画を使って、ビジネスやサービス、商品のコンバージョンを獲得したい場合に適しています。

動画アクションキャンペーンの広告フォーマットは、スキップ可能なインストリーム広告とインフィード動画広告です。課金方法では、インプレッション課金が採用されているので、広告動画が再生されるたびに費用が発生します。

1-9.YouTube ショート

YouTube ショートは、スマートフォンと「YouTube ショートカメラ」というYouTubeアプリがあれば誰でも作成できる短尺動画のことです。動画の長さが最大でも60秒と、短いのが特徴です。

YouTube ショートへの広告配信は2022年5月から開始され、動画と動画の間に挟まれる形式で広告が表示できます。YouTube ショートでは動画が縦に並んでおり、ユーザーがスクロールすることで広告が現れます。YouTube ショートで掲載される広告は、モバイルに合わせて作られており、パソコンでは広告が見られないので注意が必要です。

2.YouTube広告の出し方

YouTube広告を配信するまでの流れは、以下の5ステップです。

  1. YouTubeチャンネルに動画をアップロード
  2. Google広告で「動画キャンペーン」を作成
  3. 予算・ターゲティングを設定
  4. 配信したい動画を入稿
  5. 審査に通ると配信開始

今回は、利用率が高いとされる「スキップ可能なインストリーム広告」を元に解説します。

2-1.YouTubeチャンネルに動画をアップロード

はじめに、広告配信をしたい動画をYouTube上にアップロードします。右上のカメラマークをクリックして「動画をアップロード」を選択します。

対象の動画をアップロードすると、詳細の記載や著作権の確認が行われる画面に移ります。

公開設定まで進んだら、「公開」または「限定公開」を選択します。

「非公開」を選択すると、YouTube広告が配信できないので注意しましょう。

2-2.Google広告で「動画キャンペーン」を作成

次は、Google広告の管理画面で「動画キャンペーン」の作成です。

左のサイドバーの「キャンペーン」を選択し、赤枠で囲った「+」ボタンをクリックし、「新しいキャンペーンを作成」を選択します。

続いて「キャンペーン目標」と「キャンペーンタイプ」を選びます。この時点でどの目標を選べばいいのかわからない場合は、右下の「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。

「キャンペーンタイプ」では、YouTube動画の広告配信なので「動画」を選びましょう。

続いて表示されるキャンペーンのサブタイプでは、スキップ可能なインストリーム広告を選びたいので、一番上の「カスタム動画キャンペーン」を選択します。

ここまでできたら、一旦、動画キャンペーンの基礎が完成です。

2-3.予算・ターゲティングを設定

ステップ3では、予算とターゲットの設定です。

「全般設定」という画面に移るので、そこで入札戦略と予算、配信期間などを設定します。

広告の入札単価の決まる仕組みと課金条件についても簡単に解説します。

基本的にWeb広告は、オークション形式によって配信する広告が決定されます。

各広告に設定されているクリックの上限配信単価が比較され、単価の高い広告が配信権利を得られる仕組みです。

例えば、A社とB社がそれぞれ、広告の上限配信単価を100円(A社)と150円(B社)で設定した場合に、単価の高いB社が配信権利を得られます。この場合にB社が支払う広告単価は、150円ではなく、A社の決めた100円にプラス1円した101円です。上限配信単価を150円に設定したからといって、150円を支払うわけではありません。

また、オークションによって広告配信の権利を得たとしてもそれだけでは費用は発生しません。課金条件を満たすことで、広告費用が発生します。課金条件のパターンは、主に以下の2つです。

  • 上限広告視聴単価(30秒間の視聴/視聴完了など)
  • 上限インプレッション単価(1,000回表示されるたびに課金)

ここからは、Google広告の設定について説明します。

予算の設定では、赤枠で囲った「入札戦略」と「予算と日付」を決めます。

次にターゲティングを設定します。ターゲットでは、配信する地域やリーチするユーザーの属性などを決めます。費用対効果の高い広告配信をするために、細かなターゲット選定をすることが重要です。

2-4.配信したい動画を入稿

予算などの細かな設定が完了したら、広告動画の入稿です。

最初にYouTube上でアップロードした動画のURLの入力や、広告動画がクリックされた後に表示するページのURLを設定します。

2-5.審査に通ると配信開始

最後の設定まで完了すると、広告の審査を開始します。

Googleが設けている、広告配信・動画配信のポリシーに違反していないかチェックされます。審査はおおむね1営業日以内に完了しますが、場合によっては時間がかかる場合もあります。

3.YouTube広告で効果を高めるコツ

YouTube広告で効果を高めるコツは、以下の3つです。

  • 目標を決める
  • 冒頭5秒にこだわる
  • 他の施策も併用する

それぞれ詳しく解説します。

3-1.目標を決める

広告施策の目標を決めることが、広告運用の効果を高めるコツの一つです。

広告は配信して終わりではなく、効果測定をしながらより良い成果につなげることが大切です。そのためには、目標を決めてどこに向かうかを明確にしておく必要があります。目標を決めておかないと、YouTube広告がうまくいったのかどうか、結果を振り返ることができません。

そして、あらかじめ決めておく目標には、以下の3つがあります。

  • 認知拡大
  • 比較検討
  • 成果獲得

例えば、ブランドや自社商品をより多くの人に知ってもらいたい場合は、「認知拡大」がその目標に該当します。一方で自社サービスの登録や購入に至って欲しい場合には、「成果獲得」が該当するでしょう。

それぞれの目標において、目指すべき指標も異なります。

  • 認知拡大……表示回数や視聴数
  • 比較検討……クリック数や視聴完了率
  • 成果獲得……成果数と成果単価

達成したい目的に応じて、適切な目標を設定することが大切です。

3-2.冒頭5秒にこだわる

スキップ可能なインストリーム広告の場合、ユーザーは開始5秒でスキップできます。そのため、最初の5秒間で「広告の続きが気になる」と思わせる工夫が必要です。

例えば、最初にユーザーを驚かせる言葉を投げかけたり、認知して欲しい商品名やブランド名を入れたりすることで興味を持ってもらう等の手法があります。

冒頭5秒にこだわることが、効果の高い広告運用につながります。

3-3.他の施策も併用する

YouTube広告の運用効果を高めるためには、他の施策も併用することがおすすめです。

YouTube広告で商品やサービスの認知拡大を狙う場合、広告を見たユーザーが対象商品の名前や商品カテゴリで検索し購入に至る可能性があります。ユーザーは検索結果に対して、上位表示されているサイトをクリックする傾向にあります。そのため、リスティング広告、SEOなどを行って指名検索されたときに自社のサービスが上位表示されているのが理想です。

YouTube広告を使って認知拡大を狙い、さらにキーワード検索を意識して「成果獲得」を狙うことで、広告配信の効果が高まります。

4.まとめ

本記事では、YouTube広告の出し方に関して解説しました。

YouTube広告は、広告の種類や特性を理解した上で出稿すると、より成果を出しやすくなります。

とはいえ、YouTube広告の出稿の成果を最大化する際には、専門的な知識と技術が必要になります。

株式会社ココエでは、Webマーケティング・デジタルマーケティングを一貫して支援しています。

YouTube広告のマーケティングだけでなく、WEBサイトの顧客獲得・認知拡大に課題感を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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