【マーケ必須知識】被リンクとは?そのSEO効果や8つの獲得方法を徹底解説
検索エンジンから自社サイトへの訪問者を増やすために、多くの企業がSEOに力を入れています。SEOの一貫として、被リンクの活用を検討している担当者も多いのではないでしょうか。
効果的なSEOのためには、被リンクの数を増やすのではなく、良質な被リンクを獲得することが大切です。ここでは被リンクとは何か、その効果や獲得方法まで被リンクに関するポイントを解説します。被リンクの活用を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。
▼目次
1.被リンクとは何か
2.被リンクによる3つのSEO効果
2-1.ドメインパワーの強化につながる
2-2.検索で上位表示されやすくなる
2-3.クローラビリティの向上につながる
3.SEO強化につながる被リンクの特徴
3-1.アンカーテキストにキーワードを含む
3-2.良質なサイトからの被リンクである
4.良い被リンク|SEO強化につながる
4-1.自然な流れで設置された被リンク
4-2.関連性の高いサイトからの被リンク
4-3.著名なサイトからの被リンク
5.悪い被リンク|ペナルティを受ける可能性も
5-1.購入したリンク
5-2.関連性の低いサイトからの被リンク
5-3.低品質なサイトからの被リンク
5-4.「隠しリンク」された被リンク
6.被リンクを獲得するための8つの方法
6-1.ユーザーのニーズに応える記事作りをする
6-2.画像や表などで見やすい記事作りをする
6-3.シェアボタンを設置する
6-4.記事やサイトの専門性を高める
6-5.SNSで周知する
6-6.関連の高いサイトに相互リンクをお願いする
6-7.事例紹介で他社にリンク設置をお願いする
6-8.他サイトへ寄稿しリンク設置をお願いする
7.被リンクの状況を確認する方法
7-1.Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
7-2.Ahrefs(エイチレフス)
7-3.Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
8.悪い被リンクを獲得してしまったときの対策
8-1.無視する
8-2.運営者にリンクの削除を依頼する
8-3.Google Search Consoleでリンクを否認する
9.被リンクの獲得を意識してSEO効果を狙おう
1.被リンクとは何か
被リンク(ひりんく)とは、外部サイトから自社サイトに跳ぶように貼られたリンクのことで、バックリンクもしくは外部リンクと呼ばれることもあります。リンクにはいくつかの種類があり、自社サイト内でページをつなぐのが内部リンク、他サイトと自社サイトをつなぐのが被リンク(外部リンク)です。被リンクの重要性が高まっているのは、外部サイトで参照されている有益な情報と判断され、サイトが高評価を得られる可能性が高いからです。
他にも、外部サイトで貼られたリンクから自社サイトにアクセスする人が増える、関連性の高い外部サイトからの紹介により、自社サイトに高い関心を持ってくれそうなユーザーを誘導しやすいといったメリットが期待できます。
2.被リンクによる3つのSEO効果
Webマーケティングで被リンクが重要視されるのは、以下の3つのSEO効果が期待できるからです。ここでは、期待できる効果について詳しく解説していきます。ただし、被リンクによる効果を高めるためには、被リンク自体の質が重要なポイントとなることを理解しておきましょう。
- ドメインパワーの強化につながる
- 検索で上位表示されやすくなる
- クローラビリティの向上につながる
2-1.ドメインパワーの強化につながる
良質な被リンクを多く獲得できると、自社のWebサイトが信頼性の高いWebサイトとして認識されるためドメインパワーの強化につながります。ドメインパワーとは、Webサイトの実績や信頼性を数値化したものです。ドメインパワーの高いサイトは、検索エンジンにおいて上位に表示されやすくなります。
新しいサイトや情報量の少ないサイトは、同じジャンルで長期間有益な情報を提供し続けてきたサイトと比べると、順位評価が低くなりがちです。しかし、ドメインパワーを高めることで検索エンジンから高評価を受けるまでの期間を短縮でき、被リンクの獲得チャンスにもつながります。
2-2.検索で上位表示されやすくなる
良質な被リンクは、検索で上位表示されやすくなります。質の高い被リンクが多いと検索エンジンの運営側から「ユーザーにとって有益なサイト」と評価してもらえるからです。検索エンジン大手のGoogleでは、公式サイトでページ間のリンクのことを「投票」(※)と表現しています。
Googleは、どのサイトが他のサイトから良質な情報源として投票されているかを分析して、サイトの評価にしていることを公表しています。そのため、検索で上位表示を目指すなら、良質な被リンクを獲得することが有効な手段といえるでしょう。
(※)出典:Google| Google が掲げる 10 の事実
2-3.クローラビリティの向上につながる
GoogleがWebサイトを評価するためのプログラムであるクローラーに、サイト内をうまく巡回してもらうのにつながります。クローラーがサイト内を巡回しやすいようにするクローラビリティを上げることは、SEOで上位表示されるポイントになるからです。
クローラーは、インターネットにつながっている状態でできるだけ多くのWebサイトを巡回して、情報を収集しようとします。しかし、クローラーは全てのWebサイトを漏れなく巡回することはできません。被リンクから自社サイトへ巡回する経路があることで、被リンクがない状態よりもより自社のサイトが認識されやすくなり、検索結果に表示されやすくなるのです。
3.SEO強化につながる被リンクの特徴
被リンクはただ数を増やせばよいわけではありません。被リンクには良いリンクと悪いリンクがあり、悪いリンクが多いとかえって評価を下げる原因になることもあるため注意が必要です。良いリンクを獲得するためにも、SEO強化につながる被リンクの特徴を理解しておきましょう。
3-1.アンカーテキストにキーワードを含む
アンカーテキストにキーワードが含まれていることが望ましいです。アンカーテキストとは、外部サイトへのリンクが設定されている文字列のことで、リンクテキストとも呼ばれます。リンク先のページの内容と関連するワードが含まれていることにより、Googleに対してキーワードに関連する情報を収集しているユーザーに役立つ情報だとアピールできます。Googleから好評価を得られれば、結果的にサイトの評価も良くなり上位表示される可能性も高くなるでしょう。
3-2.良質なサイトからの被リンクである
良質なサイトとは、自社サイトと似たような情報を発信しているサイト、月間のPV数が多い、ドメインパワーが強いサイトなどが該当します。同じ被リンクでも良質なサイトからの被リンクでなければ効果的なSEOにはつながりません。
良質なサイトからの被リンクを増やすためにも、ユーザーに寄り添ったコンテンツを発信し続け自社サイトの評価を高めることがポイントです。自社サイトの評価が高まることにより、被リンクされる確率も高くなるでしょう。
4.良い被リンク|SEO強化につながる
良い被リンクを獲得することでSEOの強化につながります。良い被リンクを正しく理解することで、自社の被リンク対策に活用してみましょう。
4-1.自然な流れで設置された被リンク
外部サイトから作為的ではなく自然な流れで設置された被リンクは、ナチュラルリンクと呼ばれる良質な被リンクの一つです。Googleは、自然に貼られている関連性の高いリンクを高く評価する傾向が見られます。
逆に、同じIPアドレスやドメインからの大量のリンク、キーワードを多用しすぎたアンカーテキストなど、機械的につくられた被リンクは作為的だと認識されます。作為的な被リンクがスパムとしてGoogleから判断されてペナルティの対象となった場合、サイトの評価を下げることになるでしょう。リンクの貼り方が自然なら、検索エンジンのペナルティを受けにくくなります。
4-2.関連性の高いサイトからの被リンク
関連性の高いサイトからの被リンクは、そこからの流入が増えやすくなりSEOの強化につながります。ただしコンテンツと関連があるサイトに、自然な流れで貼られることが大切です。
先ほども紹介したように、Googleにとって良質な被リンクを判断するポイントは「自然さ」です。そのため、コンテンツとの関連性が低いサイトからの誘導は、不自然と判断されてサイト全体の評価を下げる可能性があります。
4-3.著名なサイトからの被リンク
高いドメインパワーを持っている著名なサイトからの被リンクは、良質な被リンクです。Googleでは検索結果を判断する基準として、コンテンツの質やユーザビリティなどを挙げています。質の高い情報を提供している著名なサイトからの被リンクがあると、専門性や信頼性が高いコンテンツという評価につながります。それによって、関連性のある複数のコンテンツが並ぶなかで、著名なサイトからの被リンクがあるコンテンツの方が上位表示につながりやすいのです。また、コンテンツの質に大きな差がない場合は、アクセス数の高さが重視されるため、ユーザーの多い著名なサイトからの被リンクは、SEOとしてとても効果的だといえます。
5.悪い被リンク|ペナルティを受ける可能性も
悪い被リンクを設置した場合、Googleからペナルティを受けるリスクが高くなります。誤って悪い被リンクを設置しないためにも、悪い被リンクとは何かをしっかりと押さえておきましょう。
5-1.購入したリンク
有料の被リンクを購入することは、Googleからペナルティを受けるリスクが高まります。購入したリンクは、Googleが公開しているガイドラインに違反する行為(※)として明記されているからです。Googleは低品質なサイトを検索上位から下げるパンダアップデートと、不正な方法で検索順位を上げようと試みるSEOをしているサイトを検索上位から下げるペンギンアップデートをしています。
購入したリンクは、それらのアップデートでスパムと判断される可能性が高いです。スパムと特定されると検索結果画面に表示されなくなります。リンクを購入した直後は一時的に検索順位を上げられるかもしれませんが、長期的な視点で考えるとGoogleからのペナルティを受けやすくなるため注意が必要です。
5-2.関連性の低いサイトからの被リンク
被リンクを設置しているサイトと自社サイトの関連性が低い場合、Googleから低評価を受けるでしょう。SEO効果だけを狙った質の低いサイト、コンテンツとの関連性が低い相互リンクが貼られているサイトが関連性の低いサイトに該当します。
検索エンジンは、ユーザーにとって有益な情報を構築しようとするため、関連性の低いコンテンツ同士の結びつきを低く評価するからです。情報を求めてサイトを訪れ、さらなる情報を求めるユーザーにとって有益な被リンクの設定が求められています。
5-3.低品質なサイトからの被リンク
低品質なサイトからの被リンクも悪い被リンクに該当します。低品質なサイトはGoogleからの評価も低くなり、被リンクが貼られている自社サイトの評価にも影響を及ぼすからです。
低品質なサイトとは、文法としては正しいものの意味が通っていない文章のサイト、他サイトからのコピーコンテンツの割合が高いサイトなどが該当します。品質に関連するGoogleのガイドラインに違反しているようなサイトから勝手に自社サイトへリンクされた場合は、被リンクを拒否、否認するなど適切な対策が必要です。
5-4.「隠しリンク」された被リンク
ユーザーにとって視認しづらい隠しリンクにも注意が必要です。隠しリンクとは、アンカーテキストを背景色と同じ色にしてリンクがあることをわかりづらくしたリンクや、フォントサイズを小さくして読みづらくしたリンクなどが該当します。
このような隠しリンクは、SEO効果を狙った悪質で質の低いコンテンツと評価される恐れがあります。自社のWebサイトにこのようなリンクを貼らないのはもちろん、被リンクされることも避けるようにしましょう。
6.被リンクを獲得するための8つの方法
良質な被リンクを獲得するためにできることがいくつかあります。被リンクを獲得するポイントは、外部サイトがリンクづけしたくなるような仕組みをつくることです。ここでは、良質な被リンクを獲得するための方法を8つ紹介します。
- ユーザーのニーズに応える記事作りをする
- 画像や表などで見やすい記事作りをする
- シェアボタンを設置する
- 記事やサイトの専門性を高める
- SNSで周知する
- 関連の高いサイトに相互リンクをお願いする
- 事例紹介で他社にリンク設置をお願いする
- 他サイトへ寄稿しリンク設置をお願いする
6-1.ユーザーのニーズに応える記事作りをする
ユーザーが求めている情報、サイトの性質上から求められている情報を発信することで、サイトへの訪問者を増やせます。Webサイトのコンテンツを作成するときは、自分が発信したい情報に偏りがちです。しかし、それが必ずしもユーザーの求めている情報とは限りません。
ターゲットキーワードやサジェストワードの検索結果を調べてみて、検索上位ページに表示されるサイトのコンテンツをチェックしてみましょう。上位ページの検索から求められている情報、不足している情報などを探り出し、自社サイトのコンテンツ作成に活かしてみましょう。
6-2.画像や表などで見やすい記事作りをする
画像や表などを適切に取り入れて、見せ方を工夫して見やすい記事づくりを目指しましょう。見やすく、わかりやすいページほど被リンクを獲得できる可能性が高まるからです。ユーザーにとって有益な情報だったとしてもテキストだけでは見づらく、ユーザーが途中で飽きて読まなくなる可能性があります。
図解や画像などを効果的に取り入れ、パッと見ただけである程度ユーザーが必要としている情報を得られるようにするのが理想です。アクセス数の多い著名なサイトを参考にするなど、より効果的なコンテンツの見せ方を工夫してみましょう。
6-3.シェアボタンを設置する
Webサイトのコンテンツの冒頭、末尾にSNSなどでシェアできるボタンを設置しましょう。情報をシェアしたユーザーから、その情報に興味や関心を示してくれそうなユーザーやコミュニティーに自動で拡散してもらえるからです。
SNSユーザーの多くが、自分と趣味や趣向が似ている人の投稿をチェックしています。シェアボタンを設置することで、自社サイトに興味を持ってくれそうな不特定多数のユーザーに情報を拡散してもらえます。その結果、サイトへのアクセス数増加が期待できるでしょう。
6-4.記事やサイトの専門性を高める
コンテンツやサイトの専門性を高めることでサイト全体の信頼性が高くなり、検索上位に表示されやすくなります。特定のジャンルに特化した情報は、ユーザーのニーズにより早く的確に応えられるからです。多様な情報を提供することも大切ですが、特定の情報、より専門性の高い情報を求めているユーザーもいます。
特定の分野に特化したコンテンツをユーザーに提供すると「専門性の高いサイト」と判断されて、自然と被リンクが増えてサイトの評価向上につながります。被リンクが量から質へとシフトしている現状において、専門性を磨くことは今後ますます重要な要素となるでしょう。
6-5.SNSで周知する
Instagram、Facebook、Twitterといったユーザーの多いSNSで情報を発信し、自社サイトへの誘導につなげましょう。近年は検索エンジンからだけでなく、SNSでの情報収集が広くおこなわれています。SNSの普及により消費者も企業もSNSを通じて、気軽に情報発信できるようになりました。
そこで、消費者と企業をつなぐ新たな手段としてSNSマーケティングを導入する企業が増えています。SNSで質の高い情報を届けることで、自社サイトへの誘導によるアクセス数増加や被リンクの獲得につなげられます。他にも、知名度向上、ブランディング化などさまざまなメリットも期待できるでしょう。
6-6.関連の高いサイトに相互リンクをお願いする
相互に補いあうことを目的として自社と関連性の高い情報を発信しているサイトに、相互リンクをお願いするのも被リンクを増やす手段の一つです。Webサイトを立ち上げたばかりで、全く被リンクがないときにおすすめしたい方法です。
アクセス数増加だけを目的とした相互リンクは、検索サイト側からスパムとして認識されますが、相互補完を目的とした相互リンクは不正ではありません。相互リンクを依頼するにはお互いの信頼性が大切ですので、まずは自社クライアントとパートナーシップを組むことをおすすめします。そして、それぞれが、ユーザーが求める良質なコンテンツづくりに励みましょう。
6-7.事例紹介で他社にリンク設置をお願いする
サービスや商品を提供している企業なら、サービスの導入事例や利用者の紹介記事を作成することにより、自社クライアントのWebサイトなどから被リンクを獲得できる可能性が高まります。自社のサービスや商品を利用しているクライアントの事例紹介、インタビュー記事を掲載し、クライアントのサイト内でその記事のリンクを貼り宣伝してもらうようにお願いしてみましょう。
6-8.他サイトへ寄稿しリンク設置をお願いする
他サイトにコンテンツを寄稿して自社サイト宛にリンクをもらうことで、被リンクの獲得につなげられます。他サイトへの寄稿は、被リンクの獲得だけでなくコンテンツの宣伝にもおすすめです。他社サイトへ寄稿するときは、検索エンジンで「寄稿 募集」「寄稿 業界名」といったキーワードを入れることで、寄稿先のメディアを検索できます。
寄稿先のメディアを選ぶときは、自社サイトのターゲットユーザーが興味や関心を持ちそうなサイトや、寄稿するコンテンツと相性の良さそうなサイトを見つけることが重要です。寄稿の交渉をするときは、相手側に被リンクを送ることを事前に条件として伝えておきましょう。
7.被リンクの状況を確認する方法
獲得した被リンクがいくつあるのか、どのサイトからの獲得かといった被リンクの状況を確認する方法として3つのツールを紹介します。
- Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
- Ahrefs(エイチレフス)
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
7-1.Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
Googleの公式ツールである「Google Search Console」で被リンクの状況を確認できます。無料で手軽に利用できるツールとしておすすめです。Google Search Consoleのサイドメニューのなかにある「リンク」をクリックすると、被リンクの獲得数とページ数が表示されます。
Google Search Console(サーチコンソール)は、被リンクの状況だけでなく上位リンクのもとになっているサイトを調査できるのがポイントです。上位リンクのもとになっていても、自社サイトとの関連性が低かったり、質の低いサイトだったりと悪い被リンクである可能性も考えられます。ツールの活用で、獲得した被リンクを今後どうするか判断するときに役立つでしょう。
Google Search Consoleについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>>Google Search Consoleで何ができる?SEO対策に役立つ主な機能を解説
7-2.Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsでは被リンクの数だけでなく、リンク先のURLやアンカーテキストまで細かなデータが取得できるのが特徴です。リンク元のページやそのページのドメインランクなど被リンクの評価を得られます。また、競合サイトの被リンクデータを取得できるのも強みです。競合サイトの被リンクから、自社サイトでも同様に被リンクを獲得できそうか判断できるでしょう。
被リンクされるためのコンテンツの共通点を解析して、自社サイトの改善につなげられます。被リンクからより効果的なSEO 対策に活用できる解析結果を得られますが、月額99ドルからと費用がかかり、無料でのお試しもありません。固定費としてかかるため、導入前にしっかりと検討しましょう。
7-3.Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggestは調査したいWebサイトのURLやドメインを入力して検索することにより、被リンクの状況を簡単に確認できるツールです。また、ブラウザ上で稼働できるので、必要なときにすぐに使えることもメリットの一つです。キーワード分析と競合サイトの分析もできます。
Ubersuggestは無料で利用できるツールですが、無料版は1日当たりの利用回数や表示件数に限りがあります。大量のキーワードやWebサイトを調査する場合は、不便に感じるでしょう。有料版でも月額2,999円からで、他のツールと比べると手頃な料金となっています。また、7日間の無料お試し期間があるため、実際に使ってみてから有料版を利用するかどうかを決められます。
8.悪い被リンクを獲得してしまったときの対策
もし、悪い被リンクを獲得してしまったときは、どのように対策するべきか悩むでしょう。ここでは、悪い被リンク対策を3つ紹介します。
8-1.無視する
悪い被リンクを獲得したときには無視して問題ありません。Googleは、悪質なスパムリンクを無視するように設定されています。また、定期的に質の低いサイトや悪質なSEOをしているサイトをリサーチし、スパムと判断した場合は検索エンジンの表示結果から排除しています。
一時的に悪いリンクによる影響を受けたとしても、Googleのスパム対策で次第に評価が元に戻るはずです。そのため、リンクを購入していない限りはそのまま放っておいても、長期的に影響が出る可能性は低くなります。しかし、もし悪い被リンクの影響で自社サイトの評価が下がる状態が続くようなら、他の方法を試す必要があるでしょう。
8-2.運営者にリンクの削除を依頼する
リンク元の運営者に連絡をして削除依頼をするという方法もあります。被リンクの削除依頼は手軽にできるものではありません。削除依頼はメールで依頼するのが一般的ですが、サイトの運営者によってはフリーメールからの依頼を怪しむ可能性があります。サイトに記載しているメールアドレスを使うなど、運営者に信頼感を与えることが大切です。もし、運営者側での削除が難しい場合は、nofollowタグの設定をお願いしてみましょう。
8-3.Google Search Consoleでリンクを否認する
被リンクの解析にも使えるGoogle Search Consoleでリンクを否認できます。Google Search Consoleを開き、リンクタブをクリックして「外部リンクからエキスポート」「その他サンプルクリック」から被リンクを抽出し、否認したい被リンクをテキストファイルにまとめます。
その後、「リンク否認ツール」からリンクを否認したいプロパティを選択し、作成したテキストファイルを「リンク否認ツール」にアップロードして被リンクの否認が完了です。ただし、間違えて良質な被リンクを否認しないように気をつけましょう。
9.被リンクの獲得を意識してSEO効果を狙おう
被リンクを獲得することは、ドメインパワーの強化や検索結果で上位表示されやすくなるなど、さまざまな効果が期待できます。ただし、被リンクは良質なものでなければSEO効果が期待できず、悪い被リンクを獲得してしまうとGoogleからの評価を落とすため注意が必要です。
ユーザーにとって有益な情報を提供する質の高いサイト作りに努めるだけでなく、良質な被リンクを獲得することが、自社サイトの評価向上につながります。自社に適した良質な被リンクを獲得するためにも、Webマーケティングの知識やスキルが求められるでしょう。
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