【Twitter運用】エンゲージメント率の増やし方とは!インプレッションとの違いも解説
会社や個人をアピールするための手段として、SNSの活用を検討している方は多いのではないでしょうか。
SNSの中でもTwitterは、リアルタイムかつ拡散性の強い情報を発信できたり、自社のブランディングができたり、顧客とのコミュニケーションができたりと集客や認知に効果的なツールです。Twitterの失敗しない運用方法はこちらをご覧ください。
Twitter運用で効果を得るためには、フォロワー数やいいね数などが分かる「エンゲージメント」について理解しておきましょう。この記事では、Twitterでエンゲージメント数を増やす方法やエンゲージメント率とインプレッションの違いなどを紹介します。
この記事を読むことで、Twitterのエンゲージメントで顧客データを収集・分析でき、より良いコンテンツを配信できるようになるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。
▼目次
1.Twitterのエンゲージメント数とは?
1−1.Twitterアナリティクスで確認できるエンゲージメント数
1−2.インプレッション数との違い
2.Twitterのエンゲージメント数の見方
2−1.Twitterアプリのプロフィール画面からの見方
2−2.アナリティクスでの見方
3.Twitterのエンゲージメント数を知るメリット
3−1.反応が良いツイートの傾向がわかる
3−2.フォロワーとの関係性を知ることができる
3−3.アカウントの運用に活かせる
4.Twitterのエンゲージメント数を上げるコツ
4−1.ツイートの仕方にこだわる
4−2.ツイートの頻度を増やす
4−3.ツイートの時間帯に気をつける
4−4.フォロワーとコミュニケーションをとる
5.まとめ
1.Twitterのエンゲージメント数とは?
Twitterのエンゲージメント数とは、自身がツイートした1つのツイートに対するユーザーからの反応回数を示す数字です。エンゲージメント数が多ければ多いほど、ユーザーの興味を引いているツイートと言えます。
エンゲージメントとして数えられるユーザーの行動は以下のように複数あります。
- いいね・リツイート・コメントや返信の数
- ツイートした動画や画像(メディア)をクリックした数
- ツイートの詳細をクリックしてツイート単体を表示させた数
- ツイートに掲載しているリンクをクリックした数
- ツイートに含まれるハッシュタグをクリックした数
- 投稿者のプロフィールをクリックした数
1−1.Twitterアナリティクスで確認できるエンゲージメント数
エンゲージメントは、Twitterのアカウントを保持していれば無料で利用できる「Twitterアナリティクス」で確認できます。Twitterアナリティクス内で確認できる指標は以下のような項目があります。
- フォロワー数
- プロフィールへのアクセス数
- ツイートのインプレッション数
- ツイートのエンゲージメント率
- ツイートに掲載しているリンクのクリック数
- リツイート・いいね・返信の数
エンゲージメント率は、1ツイートに対するクリック・リツイート・返信・フォロー・いいね数をインプレッションの合計数で割って算出されています。
1−2.インプレッション数との違い
インプレッション数とエンゲージメントは同じと認識されやすいですが、異なる数値です。インプレッション数とは、Twitter上でユーザーにそのツイートが表示された回数を指します。
一方、エンゲージメントはそのツイートに対してユーザーが何か行動を起こした際にカウントされる数値です。エンゲージメントが加算される項目として、ツイートに対するいいねやコメント、リンクのクリックなどがあります。
ツイートを見たユーザーがそのツイートの詳細や画像を表示したり、リンクをクリックしたりなど立ち止まって行動を起こさない場合、インプレッション数は加算されますが、エンゲージメント数は加算されません。
2.Twitterのエンゲージメント数の見方
Twitterのエンゲージメント数は、自身のツイートに何かしらのアクションがあったときにカウントされる数値です。エンゲージメント数が多ければ多いほど、ユーザーの興味関心を得られているツイートだと言えます。
エンゲージメント数を効率的に増やすには、エンゲージメント数の見方を知り、分析する必要があるでしょう。ここからは、二通りあるTwitterのエンゲージメント数の見方をそれぞれ紹介しますので、Twitter分析をする際の参考にしてみてください。
2−1.Twitterアプリのプロフィール画面からの見方
1.自身のプロフィールを開き、ツイート一覧を表示させる
2.ツイートの詳細から「ツイートアクティビティを表示」をタップする
エンゲージメント数を確認したいツイートをタップし、ツイートの詳細を表示させます。ツイートの下に「ツイートアクティビティを表示」ボタンが表示されるので、タップします。
3.ツイートアクティビティページからエンゲージメント数を確認する
ツイートアクティビティページで表示されるエンゲージメント数を確認します。このページで確認できる項目は以下の通りです。
- エンゲージメント数
- いいね数
- リツイート数
- コメント数
- インプレッション数
- 詳細のクリック数
- 新しいフォロワー数
- プロフィールへのアクセス数
2−2.アナリティクスでの見方
1.Twitterアナリティクスにログインする
Twitterアナリティクスにログインすることで、Twitterアナリティクスからエンゲージメント数を確認できます。「https://analytics.twitter.com/」にアクセスし、Twitterのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
2.「ツイートアクティビティを表示」をクリックする
Twitterアナリティクスのホームには、過去に投稿したツイートが月単位で表示されます。エンゲージメント数を確認したいツイートの右下に表示される「ツイートアクティビティを表示」をクリックします。
3.ツイートアクティビティでエンゲージメント数を確認する
ツイートアクティビティには、以下の項目が表示されます。
- インプレッション
- エンゲージメント総数
- メディアのエンゲージメント数
- 詳細のクリック数
- プロフィールのクリック数
- いいね数
- リツイート
- リンクのクリック数
Twitterアナリティクスでは、月間で1番インプレッション数が多いツイートがわかったり、期間を区切ってエンゲージメント率やインプレッション数を表示させたりとTwitterアプリよりも詳細なデータ分析が可能です。
3.Twitterのエンゲージメント数を知るメリット
Twitterのエンゲージメント数を知ることで以下のメリットが得られます。
- 反応が良いツイートの傾向がわかる
- フォロワーとの関係性を知ることができる
- アカウントの運用に活かせる
それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
3−1.反応が良いツイートの傾向がわかる
効率良くTwitterのフォロワーを増やしたり、リツイート数を増やして拡散してもらったりするためには、ユーザーの反応が良いツイートをすることが大切です。
ユーザーの反応が良いツイートとは、エンゲージメント数の数値が高いツイートということです。反応の良いツイートと他のツイートを比較し、どのような点が違うのか分析すると、今後の投稿のヒントが出てくるはずです。
3−2.フォロワーとの関係性を知ることができる
Twitter運用において、フォロワーを増やすことを目標にしている方も多いでしょう。しかし、単純にフォロワーを増やすのではなく、自身に興味を持っている質の良いフォロワーを増やすことが大切です。
アカウントに興味を持っているフォロワーは、投稿にいいねやリツイートなどをしてくれる傾向があります。そうした質の良いフォロワーが多ければ多いほど、エンゲージメント数が高くなります。
反対にフォロワーが多くてもエンゲージメント数が低い場合、フォロワーとの友好的な関係性を築けていない可能性があります。このようなフォロワーが多い場合は、投稿内容や投稿頻度・時間などを見直す必要があるでしょう。
3−3.アカウントの運用に活かせる
エンゲージメント数を分析すると、今後のアカウント運用に役立つ情報を得ることができます。
例えば、インプレッション数が多いのにエンゲージメント数が伸びず、フォロワーが増えない場合は、投稿のタイミングは良くても投稿内容がユーザーに響いていない可能性があります。
また、投稿ごとにインプレッション数、いいね数、リツイート数、投稿時間、画像の有無などを比較してみると、より効果的なツイート方法や内容が分かるかもしれません。エンゲージメント数を細かく分析することで、効率の良いTwitter運用に繋がるでしょう。
4.Twitterのエンゲージメント数を上げるコツ
Twitterのエンゲージメント数を上げることで、フォロワーが増えたり、商品の購入者やサービスの利用者が増えたりする可能性が高くなります。
Twitterのエンゲージメント数を上げるコツは、以下の通りです。コツを理解すると、効率的にTwitter運用が可能なので、ぜひ参考にしてみてください。
- ツイートの仕方にこだわる
- ツイートの頻度を増やす
- ツイートの時間帯に気をつける
- フォロワーとコミュニケーションをとる
4−1.ツイートの仕方にこだわる
エンゲージメント数を上げるためには、ツイートをたくさんのユーザーに見てもらう機会を増やすことを意識しましょう。その理由は、見てくれるユーザーが多ければ多いほど、いいねやコメントなどのアクションをしてくれる可能性が高くなるからです。
そのためには、ユーザーの興味を引くようなツイートをしなければなりません。画像や動画を入れたり、トレンドキーワードを入れたりとツイートの仕方にこだわると良いでしょう。
Twitterの「モーメントカレンダー」を活用するのもおすすめです。モーメントカレンダーは祝日や季節のイベント、オリンピックなどの話題になりそうなことがまとめられたカレンダーです。前年度盛り上がった話題もピックアップされているので、こちらを活用して話題になりそうなキーワードをツイートに含めてみると良いですね。
こだわったツイートの仕方の一例を以下にまとめたので、参考にしてみてください。
- モーメントカレンダーを活用し、トレンドの話題・キーワードを含める
- ツイートに関連する画像や動画、URLを挿入する
- 話題のハッシュタグを付ける
- 文章を読みやすいように改行する
- 話題のツイートを引用リツイートをする
4−2.ツイートの頻度を増やす
ツイートの頻度を増やすことで、ユーザーの目に触れる回数も増えるため、エンゲージメント数を上げる手段として有効です。ただし、1日に何十回もツイートするとフォロワーにしつこいと思われてしまう場合もあるので適切な頻度を知ることが大切です。
最低でも1日1回は投稿するようにして、日毎に投稿頻度を変えてテストしてみましょう。何度か試してみることで、自身のアカウントに最適な投稿頻度を見つけられるはずです。
また、アカウントのジャンルごとに投稿頻度も異なりますので、競合他社の投稿頻度も参考にしてみてください。下記に代表的な会社アカウントの投稿頻度を業界別にまとめました。
業界名 | 6か月間の月間投稿本数平均(本) | 平均の投稿ペース |
交通・輸送 | 76.2 | 1日に2〜3本 |
食品・飲料 | 12 | 4日に1本 |
金融・保険 | 21.5 | 2〜3日に1本 |
美容・ライフスタイル | 17 | 3〜5日に1本 |
小売り | 73 | 1日に5本 |
日用品 | 42.7 | 1日に1〜2本 |
住宅・建築・不動産 | 34.2 | 1日に1本 |
電気・通信 | 111.3 | 1日に3本 |
エンターテイメント | 80.9 | 1日に2〜3本 |
サービス | 77.4 | 1日に2〜3本 |
参考元:「Social Media Lab」https://gaiax-socialmedialab.jp/post-51443/
4−3.ツイートの時間帯に気をつける
ユーザーがTwitterを利用しやすい時間帯を狙ってツイートすると、見ているユーザーも多く、アクションしてもらいやすくなります。
朝夕の通勤時間帯やお昼休憩、就寝時間帯はTwitterを見ているユーザーが多くなります。また、株式会社AutoScaleが実施した『ツイートの投稿時刻とリツイート数の相関』調査によると、リツイートされやすいツイートの投稿時間帯は、平日の11時、15時と休日の12時、14時という結果が出ています。11〜15時の間に投稿するようにすると良いでしょう。
毎日同じ時間帯につぶやくのが難しい場合は、予約投稿ツールなどを取り入れるのがおすすめです。Twitterには、無料で利用できる予約投稿ツイート機能があるので、ぜひこちらを活用してみてください。予約投稿の手順を簡単に紹介します。
1.「ads.twitter.com」にログインする
2.「クリエイティブ」タブから「ツイート」タブに移動する
クリエイティブタブが表示されない場合は、アカウントにクレジットカード情報が登録されていないので登録すると表示されます。広告用にしなければ、課金されることはありませんので安心してください。
3. 右上にある 「新しいツイート」をクリックし、ツイートする
4. 広告用か通常のツイートかを選ぶ
ツイートの左上に広告用を選択できるチェックボックスが表示されます。通常のツイートの場合は、こちらのチェックボックスからチェックを外します。
5.「ツイート」ボタンの横にある下矢印をクリックする
6. ドロップダウンメニューで 「予約設定する」をクリックする
ツイートボタンの横にある下矢印をクリックすると、ドロップダウンメニューが表示されるので「予約設定する」をクリックします。
7. 予約ツイートを公開する日付と時間を設定する
ツイートボタンの横にある時計アイコンをクリックし、予約ツイートを公開する日付と時間を設定して完了です。
4−4.フォロワーとコミュニケーションをとる
ツイートにコメントが来たら、積極的に返信をするとユーザーとの距離が縮まり、友好的な関係を築けるでしょう。コミュニケーションを積極的にとることで親しみやすいアカウントと認識され、ユーザーがツイートにいいねやコメント、リツイートなどのアクションをしやすい環境が作れます。
コメントへの返信以外にも、アンケートを行ったり、投票を行ったり、質問をしたりとユーザーがコミュニケーションを取りやすいツイートをしてみるのも効果的です。
5.まとめ
この記事では、Twitterのエンゲージメントについて、インプレッションとの違いや効率的なエンゲージメント数の上げ方などを紹介しました。Twitter運用において、エンゲージメント数を上げることは非常に重要です。ぜひ、この記事で紹介したTwitterのエンゲージメント数を上げるコツを試してみてください。
しかし、Twitterのエンゲージメント率を高めたい・効果の高いSNS運用をしたいと考えていても、すぐに結果を出すのはなかなか難しいかもしれません。
そのような場合は、Twitter運用のプロに相談するのも一つの手です。SNSマーケティングに精通している「株式会社ココエ」では、自社で効率的にSNS運用が行えるようにマーケティング分析を学べる講座を用意しています。
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